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Channel: 北の森での散策日記
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自宅の外灯に来た甲虫類 2017

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自宅のベランダにある小さな外灯に飛来した甲虫類です。
自宅は雑甲虫が案外飛来し、意外な種も多い印象です。


マダラカミキリモドキ
春に見られるカミキリモドキ。
今年はシーズン中はほぼ毎日キバネカミキリモドキが多く、何故か何度も隙間から室内に侵入して来て大変でした。



オオヒラタゴミムシ
毎年よく見られるヒラタゴミムシの仲間。
目と目の間にある赤紋が特徴的な分かりやすい種です。



クロモンイッカク
海岸部などの砂地でしか見たことなかったので意外でした。



ミツモンセマルヒラタムシ
新しいカメラはピント合わせが苦手の様に感じるが、フラッシュの光がうまく回るしズームしても寄れるので微小昆虫も比較的うまく撮ることができる。



ヒメマキムシ類
かなり小さい仲間ながら作りがしっかりしていてかっこいい種類。
室内害虫系が多いのでしょうか?探せが簡単に見つかります。



エリザハンミョウ
何処から飛んで来るのでしょうか。
外灯に来るハンミョウは北海道では本種とカワラハンミョウくらいです。



ヒメコメツキガタナガクチキ
クビカクシナガクチキ同様ナガクチキの仲間ではありません。
自宅ではナガクチキの仲間は今年一度しか見ませんでした。



タマゴゾウムシ
名前の由来が気になります。



コニシケブカハムシ
北海道レッドデータブックの希少種に指定されている珍品なハムシですが、近所ではよく見られるイメージです。
自宅に来てくれると嬉しいですね。



タテスジキツツハムシ
北海道に分布しているのでしょうか?
似た種にカシワツツハムシ(北海道に分布している)がいますが、おそらくタテスジキの方だと思います。
数年前にも一度自宅で確認していますが、本種は他の場所では見たことがありません。

ハムシはいいですが、カミキリムシは5〜6種ほど来ましたが今年は初物なし。

自宅の外灯に来た蛾 2017
自宅の外灯に来た甲虫 2017
自宅の外灯に来たカスミカメ 2017(次回)

光に集まるカスミカメたち 2017

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去年に続き今年も夏に自宅のベランダに飛来したカスミカメ(一部ナガカメムシ含む)をまとめました。
今年はカメラが変わったことで、去年よりも写真がより詳細になっていると思います。
今年は見られなかった種(ミイロカスミカメなど)もいますが、今年は掲載数を増やし初見種も数種追加しました。
カメムシやナガカメムシの仲間もよく来ますが割愛します。
カスミカメは小さいですが種数が多く、面白いグループで見たことのない種が来るとドキドキします。
未同定種がいるので、もしわかる方がいましたらコメントよろしくお願いいたします。

去年の自宅のカスミカメをまとめた記事
光に集まるカスミカメたち


ウスバホソカスミカメ
透き通った様な色合いが美しいカスミカメで、個体数は多くシーズン中には必ずと言っていいほど飛来します。
北方系の種で、こう見えて肉食系なカスミカメらしいです。
ハルニレなど様々な木本で見られるという。



アカホシメダカカスミカメ
ウスバホソカスミカメに混じっていましたが、違和感を感じ撮影しました。
赤い紋がアクセント(ない個体もいるらしい)のカスミカメ。
多種多様な植物につき個体数は多いらしいのですが、僕は初見でした。



キスジセダカマルカスミカメ
ちょくちょく飛来しましたがカスミカメの中でも割合小さい部類で、よく動き回るので撮影は大変でした。
北方系の種でハリギリに普通。



オオセダカマルカスミカメ
キスジセダカマルカスミカメの色違いの様な種で、本種の方が飛来は少なかったです。
この仲間は主にハリギリにつくそうです。


マツケブカカスミカメ
一般には少ない様ですが、自宅ではよく見られます。
松の植えられている人家周辺に多い種類なのかもしれませんね。



マツトビカスミカメ
体色が赤っぽいのはアカマツにつくからでしょうか。
アカマツ食いなためか分布に北海道は入っていませんでした。



カバノキトビカスミカメ
キスジセダカマルとマツトビを足して二で割った様な感じです。
撮影しているときは小さくて何が何だか分かりませんでした。
半翅鞘翅爪状部が灰色をおびてくすむという。
シラカバにつき多くない種類の様です。



オオマダラカスミカメの一種①
松につく種類だと思います。
この仲間では一番目につきます。



オオマダラカスミカメの一種②
去年は明るめの色合いを見ましたが、この個体は暗めで褐色みもあります。



ミドリカスミカメの一種
カスミカメの中で最もよく飛来するが、いろいろ種類がいて同定できません。
写真の個体の色が薄いのはテネラルだからでしょうか。



紋のあるタイプ
個体により色々なタイプの紋があります。
変異か別種かすら分かりません。



ヒョウタンカスミカメの一種
近似種がいて難しい…



チャイロホシチビカスミカメ?かと思ったけど背面に小さな黒点が見当たらないということでどうやら違う様です。
この記事の中で最も小型種です。
しかし他に特徴がありません。



不明種
マツノヒゲボソカスミカメと思いましたが違う様です。
なかなかいいサイズです。



ヒイロカスミカメ
他のカスミカメとは一線を画したデザインです。
原色カメムシ図鑑によると「背面は広く鮮紅色で,一様に小さな暗色斑をちりばめ,中央部はやや淡色となる.触角第2〜4節と脚は淡い黄色である.」とあり灯火で得られる珍しい種で生体は不明らしい。
分布に北海道は入っていませんでした。



フタモンカスミカメ
山地の草原で見られるそうだが、北海道では平地でも見られる様です。
北海道ではヨモギ類に寄生するという。
草原性というとナカグロカスミカメがよく飛来しましたが、今回は割愛。



アシアカクロカスミカメ
本種のみ秋に撮影。
秋は殆どライトをやっていないので本種のみ。
やっても来るカスミカメはミドリカスミカメの仲間ばかり。

自宅の外灯に来た蛾 2017
自宅の外灯に来た甲虫 2017
自宅の外灯に来たカスミカメ

参考:原色カメムシ図鑑2


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林内でライトトラップ

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今年は記事が少ないですが蛾はちゃんと見ているのでこれから着々と書いていこうと思います。
外は雪が積もりましたが、ブログの中ではまだ8月前です(~_~;)

去年からかなりお世話になっているKUMAさんのお誘いで林内でライトトラップをしました。
今日は僕とKUMAさんのライトがあり、僕のライトで誘引してKUMAさんのライトで確実におびき寄せる形になりました。(2017年7月29日 石狩管内)



おそらくムナクボナガクチキ
初見です。
マニアックな種でとても好きです!



オオクシヒゲコメツキ
北海道らしからぬ立派な触覚です。
樹液やライトでよく見るオオナガコメツキに似ていますが、こちらの方が少ないです。
こちらも初見。



ウスバカミキリ
横にトドマツ林があるのでオオクロカミキリがよく来ました。
今回は甲虫がよく飛来しました。



マダラキンウワバ
完品がこんなに美しいなんて知りませんでした。
美しい種の多いエゾキンウワバの仲間なのも納得の色づかいです。
本種は札幌近郊でも見られる種です。



アトヘリクチブサガ
新調したカメラの解像度に驚かされた一枚です。



ミヤマキリガ
沢山の中の些細な蛾ですが写りがよっかったので。



シロジマエダシャク
南方系の種で数頭飛来しました。
白地に黒紋、黄色みがかったところでは短線になっています。


・今回の目ぼしい昆虫(頭数指定のないものは1頭のみ)
マダラキンウワバ 完品
シロジマエダシャク 数頭 初見 南方系
アトヘリクチブサガ 初見

オオクシヒゲコメツキ 初見
ムナクボナガクチキ 初見

初見の多い、かゆいところに手が届く様ないいライトトラップでした。
ありがとうございました~~~

湿地でライトトラップ

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8月6日、湿地でライトトラップをしました。(北海道某所)


ギンツマキリヨトウ
初見で、複数頭飛来。





コベニシタヒトリ
多い。



ミドロミズメイガ
複数個体飛来しました。
完品もいましたが、写真は撮り忘れました。



セダカモクメ
4頭ほど飛来。



おそらくムラサキアカガネヨトウ



ヒメミスジエダシャク
初見です。



オオチャバネヨトウ
恥ずかしながら初見です。
今年のライトトラップで湿地に多く、秋頃まで見られることが分かりました。


・この日見られためぼしい蛾(頭数指定のないものは1頭のみ飛来)
ギンツマキリヨトウ 複数個体 初見
コベニシタヒトリ 複数個体
ミドロミズメイガ 複数個体 初見

オオチャバネヨトウ 初見
ヒメミスジエダシャク 初見

ギンツマキリヨトウとコベニシタヒトリが多い環境を知れました。

北海道のクモ① カタオカハエトリ

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カタオカハエトリ 2016年5月 石狩市
乾燥した荒れ地の石の下にいました。
現地での個体数は普通。といってもオスしか分かりませんが…

人気の高いハエトリグモ。
初夏に草原や荒れ地の石の下などで見られ、忙しなく動き回るので撮影の大変なハエトリグモ。
小型ながらオスはオレンジ色の腕に水色の体が美しい。
メスは近似種と紛らわしく野外では見分けることができません。


水色、オレンジ、黄、赤褐色、白。
道内のクモでは最も美しくキュートな色合いだと思います。


蛾の記事があまりできないままですがクモをまとめています。
珍品のスズキコモリグモなども撮影済みなのでこのシリーズでアップ予定です。
次回の北海道のクモは「唯一無二の水中生活を送るクモ」のミズグモです^ ^(蛾の記事を挟んで次くらい。)

湿地でギンモンセダカモクメ飛来

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8月14日、湿地でライトトラップをしました。(北海道)
湿地の蛾が豊富で、ずっと憧れていたギンモンセダカモクメも飛来してくれました。


ギンモンセダカモクメ
蛾を始めてからずっと憧れていた美麗種でした。
少し擦れているので、来年は8月初めに狙ってみようと思います。





ホシヒメセダカモクメ
セダカモクメ類は何処にいる〜と思っていましたがこれで少し環境が分かってきた気がします。
ここでは他にセダカモクメとハイイロセダカモクメも飛来しました。
セダカモクメ類が好む場所なのですね。



キスジウスキヨトウ
よく飛来しましたが、似た種のガマヨトウは見られませんでした。



ヤハズナミシャク
純粋に美しいナミシャク。



タテスジケンモン
湿地性のケンモンヤガ。



ツマグロマキバサシガメ
北海道レッドデータブックの希少種です。
マキバサシガメの仲間は、北海道の湿地に案外色々な種がいるらしいので色々見ていきたいですね。





コハイイロヨトウ
よく見られました。



エゾチャイロヨトウ
一種また一種と面白い蛾が飛来してくれます。



キタクロヤガ
クロヤガの北海道バージョン。
現地で多いムギヤガの黒化型に似ていましたが、本種の方が小さい。
地味ですがなかなか格調高いモンヤガです。



エゾウスイロヨトウ
コウスイロヨトウに似ていますが、本種は初見。



アミメリンガ
前翅の紋が消失したタイプは初めて見ました。



アカキリバ
ハガタキリバ、オオアカキリバはよく見ますが、本種は初見。



ショウブオオヨトウ
多い。


・この日確認した目ぼしい虫(頭数指定のないものは1頭のみ飛来)
ギンモンセダカモクメ 初見
ホシヒメセダカモクメ 初見
コハイイロヨトウ 複数等 初見 湿地性
タテスジケンモン 湿地性
エゾウスイロヨトウ×2 湿地性
キスジウスキヨトウ 複数等 湿地性
エゾウスイロヨトウ 初見
キタクロヤガ 初見
アカキリバ 初見

アミメリンガ 紋が消失した個体

ナミゲンゴロウ 割愛 

ツマグロマキバサシガメ 初見 湿地性 北海道RED希少種


・この日割愛した湿地性の蛾(頭数指定なし)
ギンツマキリヨトウ
オオチャイロヨトウ
ナカスジキヨトウ
スジコヤガ
ハスジミジンアツバ
ヨスジカバイロアツバ
マダラミズメイガ
ギンモンミズメイガ
ウスマダラミズメイガ
ムナカタミズメイガ


時期的にドクガ、キドクガが多く大変でした。
前回の湿地同様今回もコベニシタヒトリとタケカレハが多かったです。
見るからに良質な湿地で良質な蛾が飛来してくれました。
まだまだ可能性があるので明日も付近でライトトラップをしてみようと思います。

北海道のクモ② ミズグモ

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ミズグモ 2016年5月8日
湿地でガサ入れ(水生昆虫採集)をしていると入りました。
ここでの個体数は少なくありません。

世界で唯一水中生活を送るクモとして有名で、空気を取り入れるため腹部には毛が密生しています。
北海道でも局地的にしか見られませんが、本州ではさらに局地的で個体数も少ない様です。


湿地を踏むと浮いてきた。



湿地にてクマガイクロアオゴミムシ飛来

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昨日ライトトラップをした湿地と同じですが、少し位置をずらしてライトトップをしてみました。(8月15日 北海道)




クマガイクロアオゴミムシ
長いこと憧れていたゴミムシがライトトラップに飛来しました!
本種が生息していそうな環境だなと思っていた矢先のライトトラップでの飛来だったので尚更びっくりしました。
北海道レッドデータブックの希少種です。
前胸や上翅の溝がとても魅力的な黒いアオゴミムシの仲間です。
付近の湿地をルッキングしましたがトックリゴミムシの仲間が多く、本種は見つかりませんでした。



ギンツマキリヨトウ
湿地に多いです。



キクビムモンアツバ
北方系のテンクロアツバの仲間で、日本では北海道のみで見られます。



ギンモンセダカモクメ
今日も見られましたが翅の一部がちぎれています。
傷ついた白馬の騎士の印象。
ホシヒメセダカモクメも見られましたがこちらは擦れていたので割愛。





ヌマベウスキヨトウ
キリガ亜科の中ではかなり小型の部類です。
でも顔はしっかりキリガ亜科ですね。



タテスジケンモン
昨日の個体はメス、今日の個体はオスです。



タンポキヨトウ
タテスジケンモンはタンポキヨトウに似ています。



トビマダラカスミカメ
この仲間で唯一分かる種類。
嬉しいカスミカメです。
ヨモギに付くという。





キタヨトウ
湿地に産するフキヨトウに似たヨトウ。



ヒメモクメヨトウ
コモクメヨトウよりも少ない印象。
とてもかっこいいです。



ヒメオビウスイロヨトウ
オビウスイロではない方はたしか初見。


・この日飛来した目ぼしい虫(頭数指定のないものは1頭のみ飛来)
ヌマベウスキヨトウ×2 所見 湿地性
キタヨトウ 初見 湿地性
キクビムモンアツバ×2 初見 湿地性
ヒメオビウスイロヨトウ 初見
ヒメモクメヨトウ
ギンモンセダカモクメ 昨日も確認
ホシヒメセダカモクメ 昨日も確認
キタクロヤガ 昨日も確認

クマガイクロアオゴミムシ 初見 湿地性 北海道RED希少種

トビマダラカスミカメ 初見

クマガイクロアオゴミムシが最も大きな収穫でした。
ここはヒメモクメヨトウもコモクメヨトウ(この日は未確認)も見られます。
メンバーは昨日とほぼ同じ感じの中に、新たに飛来した虫が多く楽しかったです。
今後も少しずつここでライトトラップをしていこうと思います。

謹賀新年

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あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします!!

戌年ということで北海道のイヌ科動物のキタキツネです。
写真の子ギツネはとても気持ちよさそうに寝ていました。
僕も最近寝てばかりなので、明日は鳥でも見に行きますね~

綺麗なツバメシジミ春型メス

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ツバメシジミ 春型メス 2009年5月20日 札幌市厚別区
ツバメシジミの春型のメスには青鱗をまぶした様な美しい個体が見られます。
僕が一番美しいと思うシジミチョウは、そんな個体が自然光を受け輝いた瞬間です。
ツバメシジミのオスや美しいゼフィルスよりも好きです。
冬に見るイルミネーションの様な輝きに見えてとても美しいのです。


2017年12月の札幌のイルミネーション

北海道のクモ③ マユミテオノグモ

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マユミテオノグモ 2015年6月19日 札幌市厚別区自宅
国内では北海道のみに分布しているクモ。
しかしそんなことつゆ知らず。
珍しくはないらしいけど写真を見たらそこそこ綺麗なクモだし脚を広げた写真も撮りたかったなぁ〜。

ワシグモの仲間は黒くて腹部に紋のない種が多いですが、今回は割愛します。
ワシグモ科はガラス面も歩くことができるらしく、それが原因か室内でも何度か確認しています。



ヨツボシワシグモ 2015年6月14日 札幌市清田区
個人的によく見ます。



マエトビケムリグモ 2010年6月13日 札幌市厚別区

北海道のクモ④ スズキコモリグモ

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スズキコモリグモ 2016年5月8日 北海道
夜8時、湿地を徘徊している本種に出会いました。

観察記録の少ない珍しい大型のコモリグモで、僕は二箇所で確認していていずれも5月初めの湿地帯でした。


よく見るタイプのコモリグモが2センチ台にまでなると細部がよくわかり迫力が増しますね。


棒で軽く突くと威嚇してきました。
腹部の裏を縁取る様なオレンジ色帯が不気味ですね。



2013年5月10日 北海道の湿地
ここでは2頭確認しました。(もう1頭は状態が悪かったので割愛)
オスでしょうか?
上の個体とは少し違いますね。



越冬フサヤガ

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12月、物置で越冬フサヤガを発見しました。(2017年12月10日 札幌市厚別区自宅)


越冬するフサヤガ
物置に立てかけてある板に張り付いていた。
コフサヤガは越冬しない様で大きさ的にもフサヤガで大丈夫でしょう。


物置の中は風は吹きませんが、雪がないので外気に直接さらされてとても寒いと思います。
少し心配です。



続いてクサギカメムシです。
こちらも寒そうです。


こんな板の間にいました。



続いてはタマバチの一種です。
庭のよく日の当たる南側の雪上にいて、3頭見つけましたがすべて有翅型でした。



別個体
雪上じゃなかったらこれじゃない感がありますね。



次の日、暖かかったためか玄関フードにヤチグモの一種が現れました。


ヤチグモの一種で一般的な種はシモフリヤチグモ、ヒメシモフリヤチグモ、メガネヤチグモのどれかだと思います。

12月は虫好き達のオフシーズンですが、自宅でも探すとちらほらとは見られる様です。

北広島のコガタキシタバとキシタバ

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2017年8月16日、この日は時間がなかったので近所でライトトラップをしました。(北広島市)


コガタキシタバ
ここでも発生しているとは…
林縁の少し湿った環境です。



シロジマシャチホコ
美しい模様。



キシタバ
このキシタバも近所ではよく見ます。



ムラサキアツバ
ここら辺でライトやるとよく飛来します。



ニッコウケンモン
イボタケンモンも飛来しました。



ウスキコヤガ
道央圏でも確認済みです。
この色合いは何となく南方系っていう感じがします。



ワモンキシタバ
北海道では最も一般的なキシタバ。



ムラサキツマキリアツバ
個人的には少し湿った場所で見る蛾。



オオシロオビアオシャク
ヤママユガのでかさが分かる一枚。

・この日確認した初見orめぼしい昆虫
なし

南方系の種が増えてきたなという印象です。

北海道のクモ⑤ エゾトタテグモ

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エゾトタテグモ ♀ 2012年7月9日 札幌市厚別区
夜間、外灯下にて。

ジグモに似ていますが、本種の方が一般的です。
北海道のみに見られる種で、本州には主にキシノウエトタテグモが分布しています。
土の中に巣を作り、入り口は両開きの戸がありますが、僕は見つけたことはありません。
外灯回りの時に見たり、側溝にいたり、昼間歩いているのを見たりと決して珍しいクモではない様ですが、オスの方が目につきます。




オス 2016年7月30日 北海道
側溝にて。



オス 2013年8月25日 札幌市厚別区自宅
日中庭を歩いていました。

エトロフハナカミキリ

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道北・道東遠方でオホーツクに行った時、エトロフハナカミキリを探してみました。(2017年7月上旬 北海道オホーツク海側の海浜)


エトロフハナカミキリ
流木の下側に張り付いていました。


流木の下にいたと思ったら産卵していました。



別個体
こちらも産卵している様です。


こんな木にいました。



3頭目。


周囲の環境


砂に埋まりかけの如何にも針葉樹な大きな流木に産卵していました。
メスばかりでしかも産卵率が高い。



別の木をひっくり返したら2頭いました。


黒っぽい個体


2頭いたのはこんな流木でした。

・結果エトロフハナカミキリを6頭発見しました。
黒っぽいオスも1頭とりましたが、素早く動き写真どころでなかったので割愛。
しかしオスはその1頭のみ。
それ以外は全てメス。
エトロフハナを発見した流木はすべてすこし湿り気がありました。
流木の下にいる個体は少なく、流木の下側に張り付いていることの方が多かったです。

他は真っ黒いヒョウタンゾウムシ、ヒラタゴミムシの一種、アリノスハネカクシの一種、イソコモリグモなど。


ヒザグロナキイナゴ

湿地にてクマガイクロアオゴミムシ飛来

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昨日ライトトラップをした湿地と同じですが、少し位置をずらしてライトトップをしてみました。(8月15日 北海道)




クマガイクロアオゴミムシ
長いこと憧れていたゴミムシがライトトラップに飛来しました!
本種が生息していそうな環境だなと思っていた矢先のライトトラップでの飛来だったので尚更びっくりしました。
北海道レッドデータブックの希少種です。
前胸や上翅の溝がとても魅力的な黒いアオゴミムシの仲間です。
付近の湿地をルッキングしましたがトックリゴミムシの仲間が多く、本種は見つかりませんでした。



ギンツマキリヨトウ
湿地に多いです。



キクビムモンアツバ
北方系のテンクロアツバの仲間で、日本では北海道のみで見られます。



ギンモンセダカモクメ
今日も見られましたが翅の一部がちぎれています。
傷ついた白馬の騎士の印象。
ホシヒメセダカモクメも見られましたがこちらは擦れていたので割愛。





ヌマベウスキヨトウ
キリガ亜科の中ではかなり小型の部類です。
でも顔はしっかりキリガ亜科ですね。



タテスジケンモン
昨日の個体はメス、今日の個体はオスです。



タンポキヨトウ
タテスジケンモンはタンポキヨトウに似ています。



トビマダラカスミカメ
この仲間で唯一分かる種類。
嬉しいカスミカメです。
ヨモギに付くという。





キタヨトウ
湿地に産するフキヨトウに似たヨトウ。



ヒメモクメヨトウ
コモクメヨトウよりも少ない印象。
とてもかっこいいです。



ヒメオビウスイロヨトウ
オビウスイロではない方はたしか初見。


・この日飛来した目ぼしい虫(頭数指定のないものは1頭のみ飛来)
ヌマベウスキヨトウ×2 所見 湿地性
キタヨトウ 初見 湿地性
キクビムモンアツバ×2 初見 湿地性
ヒメオビウスイロヨトウ 初見
ヒメモクメヨトウ
ギンモンセダカモクメ 昨日も確認
ホシヒメセダカモクメ 昨日も確認
キタクロヤガ 昨日も確認

クマガイクロアオゴミムシ 初見 湿地性 北海道RED希少種

トビマダラカスミカメ 初見

クマガイクロアオゴミムシが最も大きな収穫でした。
ここはヒメモクメヨトウもコモクメヨトウ(この日は未確認)も見られます。
メンバーは昨日とほぼ同じ感じの中に、新たに飛来した虫が多く楽しかったです。
今後も少しずつここでライトトラップをしていこうと思います。

謹賀新年

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あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします!!

戌年ということで北海道のイヌ科動物のキタキツネです。
写真の子ギツネはとても気持ちよさそうに寝ていました。
僕も最近寝てばかりなので、明日は鳥でも見に行きますね~

綺麗なツバメシジミ春型メス

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ツバメシジミ 春型メス 2009年5月20日 札幌市厚別区
ツバメシジミの春型のメスには青鱗をまぶした様な美しい個体が見られます。
僕が一番美しいと思うシジミチョウは、そんな個体が自然光を受け輝いた瞬間です。
ツバメシジミのオスや美しいゼフィルスよりも好きです。
冬に見るイルミネーションの様な輝きに見えてとても美しいのです。


2017年12月の札幌のイルミネーション
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