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Channel: 北の森での散策日記
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クロツヤヒラタゴミムシ属の仲間

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晩秋にピットフォールやら外灯回りをやり見つけたゴミムシの中で最も個体数の多かった仲間。(といっても大半は狭義のクロツヤヒラタゴミムシだが。)


クロツヤヒラタゴミムシ 2013年10月30日 札幌市厚別区
ピットフォールでも外灯回りでも圧倒的に多かった。
ピットフォールでは餌なしで一日10個体以上入ることがざらである。



コクロツヤヒラタゴミムシ 2013年8月28日 札幌市厚別区
この時期はゴミムシをまだ勉強していなかったのでクロツヤヒラタゴミムシかな〜くらいの感覚で撮影していたが、後で調べてみるとコクロツヤヒラタゴミムシであることが判明した。



オオクロツヤヒラタゴミムシ 2013年11月1日 苫小牧市
ミズナラの朽ちた倒木の下で見つけた死骸。
越冬目的でこの木の下に潜ったのかは不明。
同じ木の下でマルガタナガゴミムシとオオクロナガゴミムシを各1頭得られた。
意識して探し始めた期間が遅すぎたためかこの1頭しか見つからなかった。
上翅は虹光沢が強く、条溝が上の2種より深い。



ヒメクロツヤヒラタゴミムシ 2013年11月1日 苫小牧市
ちょくちょく見るが小型種はみんな本種であり、近縁なウエノツヤヒラタゴミムシを採集できないままシーズンが終わってしまった。
外灯にも積極的に来る種で秋遅くまで見られる。



マルガタツヤヒラタゴミムシ 2013年9月27日 札幌市厚別区
同じ時期にピットフォールで2個体得られたのみの種類。
少ない種ではないらしいので冬眠時期が早いのだと考えられる。



シラハタクロツヤヒラタゴミムシ 2013年9月16日 札幌市厚別区
保育社の甲虫図鑑に載っていなかったのでこの種の存在は知らなかった。
個体数は少ないというが、ピットフォールでは結構得られた。
体色が黒い種だが、写真の個体が赤っぽいのはテネラル(羽化直後個体)だからだという。

オオクロツヤヒラタゴミムシとコクロツヤヒラタゴミムシは個体数が多い種類らしいのだが今回は個体数が少なかった。
越冬する時期が早いので晩秋には得られなかったのかな?
10月中旬はクロツヤヒラタゴミムシとヒメクロツヤヒラタゴミムシしか得られなかった。

この他に北海道にはウエノツヤヒラタゴミムシ、キアシツヤヒラタゴミムシ、キタツヤヒラタゴミムシがいるので来年も頑張ります!!

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